• TOP
  • 学部別企画
  • 文学部

過去から現在、未来まで。人類の文化的営みを知る 文学部

文学部長メッセージ

文学部長 宇佐美 文理

 文学部のオープンキャンパスにようこそ。
 今年の入学式の日、文学部の建物の近くで、「文学部ってなにしてるんだ」と話している学生さんとすれ違いました。「不思議な学部と思われているのかな」と思いつつ、「ではそれにどのように答えるのか」とふと考えたわけですが、実は答えはなかなか難しいのです。文学部なんて役に立つのか、と問われることはよくありますが、それ以上に上記の問いは文学部の本質を問うものです。
 それにはこう答えましょう。文学部は「いままで誰も問わなかった問いを見いだしてそれに答えようとするところ」です。それは学問すべてに通じることなのでは、とすぐさま思われたことと思います。それはその通りであって、もともと「文学」は「学問」とほぼ同義でした。人間の文化や社会が作り出したもの、あるいは人間の文化や社会の現状すべてが文学部の研究対象であると考えていただければよいと思います。その中で各自が興味や関心に従って自由に対象を選び、それにアプローチする様々な手法を学び、その上で「何を問うのかを考える」「問われるべきものを見いだす」というのが文学部のすがたです。そして、この「問われるべきもの」は、あるいは社会からかけ離れて見えるものもあるかも知れません。しかし、文学部がしていることは、すべては人間の本質、あるいは文化と社会の本質を明らかにすることにつながるものであり、ひいては人類の未来につながっているものです。たとえその問いに答えが出なくとも、その問いは受け継がれて、さらに新たな問いを生んでいきます。学問の蓄積とはそういうものです。文学部に進もうという学生さんは、そのような自負を持ってほしいと思います。
 結局「なにしてるんだ」には答えていない、と叱られるかも知れません。それには「答えは人の数だけあるから」で許していただけるでしょうか。ただ、具体的にどのような対象やアプローチの仕方があるのかについては、このオープンキャンパスのなかにちりばめられていますので、みなさんの興味に従ってのぞいてみてください。直接お目にかかれないのが非常に残念ですが、以上、ご挨拶にかえさせていただきます。

活動紹介

first_page